解釈の余白を楽しむ

2025.03.27

こんにちは、阪急六甲・JR六甲道から徒歩7分、
オーダーメイドの個別指導学習塾”SECOND HOME”(セカホ)です。

最近面白い映画を2本見ました。

1つは”Presence存在”
もう1つは”Bottle George”

どちらも前提説明的なシーンやセリフはほとんどなく、
淡々と事実を積み重ねながら進んでいく。
「これ!」といった答えは与えられず
いろんな解釈をさしはさむ余白のある作品。
”わかりにくさ”が楽しめて、観終わったすぐそばから
もう1回観たくなりました。

便利な世の中には
”分かりやすく”や”困らないように”が溢れています。
私たちは分かりにくいもの、困ってしまう状況への
耐性をどんどん失っている。
そんな気がしてなりません。

分かりにくさ、困ってしまう状況には
反芻することで得られる味わいが存在しています。
ふとしたきっかけで頭をもたげ、考えるたびに発見や
変化があり、誰かと共有したくなる。
完結しないするめのような、永遠にもっていられる
お楽しみ。

それを楽しめるかどうかは、
変化に富んだ世の中に振り回されず、
しなやかに生きる力に通じるのではないかなと
思うのです。

分かりやすさ、スピード感が評価されがちな昨今。
分かりにくいと向き合い、
語らいの中で答えの彩りを変化させていく。
そんなタマムシのような曖昧さを
長い目線でじっくり楽しめる。
色彩豊かなセカホっ子たちと、余白と余裕のある
日々を過ごしていきたい。

静かに終わる映画のエンドロールを眺めながら
余白を楽しむひと時。ワクワクです。

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