ルーツを知る

2024.01.12

こんにちは、阪急六甲・JR六甲道から徒歩7分、
オーダーメイドの個別指導学習塾”SECOND HOME”(セカホ)です。

今回はウィンタースクールの先生のお話の中から
印象的だったものをご紹介します。

トーゴのダンスと料理を教えてくださったアラン先生。
ランチにFuliというトマトベースのチキンのシチューに似た郷土料理を子どもたちと一緒に作って
くださいました。

シチューみたいなのつくるよと事前に聞いて
材料の中に、トウモロコシの粉があったので
パンの代わりのようなものも
作るのだと思っていました。

そして迎えた当日。
野菜や鳥肉を切って炒めて、
トマトペーストとお水を加えて煮て…。
ここまでは想定内。

いよいよトウモロコシの粉に手をかけるアラン先生。
な、なんとシチューに振りかけて混ぜ混ぜしている
じゃぁないですか!!

こんな料理法初めて見た!

と言った私にニヤリと笑い仕上げをし、いざ実食。
めちゃくちゃおいしい!!
全体にまとまりが出て、
味が染みわたったパスタのよう。
セカホっ子たちもおいしいおいしいと
あっという間に完食してしまいました。

その様子を見たアラン先生が
なんでこんな料理法なのか説明するね。
とおもむろに口を開きます。

食料が足りなくてたくさん食べられないときに
この料理は生まれたんだよ。
今日は、野菜やお肉をトマトと一緒に煮込んで
トウモロコシの粉と混ぜたけど、
この料理が生まれた時は、
水とトウモロコシの粉だけを使ってたんだ。
今日食べてみてわかったと思うけど、
喉が渇いてたくさん水を飲んだよね。
そうしたら、思ったより少ない量で
お腹がいっぱいになったでしょ?
1日1食しか食べられないときも、
これだったらお腹がふくれて、
また空腹になるまで時間がかかる。
昔の人の知恵だったんだよ。
そこに、今では野菜やお肉を入れて
おいしい文化として引き継いでるんだ。

なるほど。
料理法1つとっても、そのルーツに歴史や地理や
文化が垣間見える。
”おいしくするため”以外の理由があることを
初めて意識した瞬間でした。

世界には似たような料理法で作られた郷土料理が
いろんな国にあります。
それを知り、世界を身近に感じてほしいという
想いはあったけれど、見たことのない料理法の
中に潜む、違いを知ることもとても大切。
これからはそういったものにも目を向けてみようと
視野が広がった瞬間でした。

ここからは余談ですが、
この日、アラン先生のご子息も一緒に
ウィンタースクールに参加してくれていました。
前日に、試作でFuliをご家庭で作ってくれていた
アラン先生。
前日の夕飯と同じメニューだったのに、
”おいしい!”とたくさん食べる息子氏に
”いつもそんなに食べないし、
おいしい!って言わないやん。”
と不思議顔のアラン先生。
息子氏いわく、
”みんなで食べるからめっちゃおいしい!”
だそう。

間違いない。
食事の味を決める最後の調味料は
大切な人たちと笑顔あふれる食卓を囲むこと。

大切なことを教えてくれたアラン先生と息子氏
心からありがとう。

またこのメンバーで笑顔あふれる食事ができるよう
ワクワクあふれるセカホであり続けます。

アラン先生は月2回
ダンスレッスンを開催されています。
アラン先生の人柄に触れ、体を動かし
心も体もすっきり上向きになる時間。
とってもおすすめです。
セカホの代表生田もいるので、一緒に踊りましょ!
アラン先生のインスタで詳細ご覧ください。
こちらからご覧いただけます。

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